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カンボジアの孤児院へ、支援物資到着のご報告

この度、カンボジアのバッタンバンという地域にあるHope of Children(ノリア孤児院)という孤児院に、多くの方達の温かいご協力のもと、長袖の運動着やトレーナー、ズボンなどの物資支援をさせていただきました。

少し長くなりますが、物資支援にいたる経緯から、皆様の気持ちがこもった衣類が子ども達に届くまでを記せればと思います。


【Hope of Children(HOC) について】

バッタンバンと聞くと日本では認知度が低いかもしれませんが、ここはポルポト政権による大量虐殺が一番行われた地域であり、孤児たちの数も半端なものではなかったそうです。

現在、HOCの代表を務める僧侶のムニ様が、この残虐な内戦で両親を失った孤児達の救済を生涯のミッションとし、多くの孤児達をお寺に引き取ったのが始まりだそうです。

その後、元JALの客室乗務員であった岩田亮子さんがボランティアでお寺を訪れた際、現状を知り財産などを全て整理され、この地に移住されたそうです。

現在は、世界各地からのボランティアにより、両親が全くいない孤児の数は減り、貧困や虐待などで保護された子ども達のほうが多いでそうです。



Hope of Childrenの子供たち


【HURRAYとの繋がり】

HURRAYのスタッフが、このカンボジア孤児院のことを知り支援を行っていました。

しかし、岩田亮子さんの活動がテレビでとりあげられたことにより、ボランティアが殺到し、一時期ボランティア等の受け入れをお断りしている状態でした。

そんな折、なんと岩田亮子さんのご親族にあたる方に偶然出会い意気投合、一緒に孤児院に行こうと盛り上がりました。

特にボランティア経験もなく、何が出来るのだろうと迷っているところに、岩田亮子さんの『まずは来てみればいいんです。現場を見てその後に考えればいいんです!』

の一言に励まされ、その次の月には現地に飛び立ちました。


【現地を訪れ】

現地で子ども達のために何が出来たかというと、長期的に継続しない限り、ただ子ども達の日常生活を乱してしまうだけになってしまうと思い、お掃除や洗濯、お買い物など子ども達の自立のお手伝いにまわりました。

合間を見つけては、体操やチアリーディングなどを教えてみましたが、なぜか、子ども達はダンスよりも筋トレが大好き。

上着を脱いでは身体自慢をします。

そんな中、チアリーダーとして基礎となる柔軟やジャンプを披露すると、子ども達も

『見て!見て!』

と柔軟やジャンプを、時間を見つけては練習の成果を見せに来てくれました。



スタンツを体験するニアン


ブリッジに挑戦している(つもり)モリカ


【長袖衣類について】

子ども達が楽しそうに柔軟やジャンプ、ブリッジ、スクワットの練習をしていましたが、スカートをはく女の子達が、スカートの裾を押さえながら練習に参加していました。

『無理しなくていいよ』と声をかけたりしましたが、『スカートは気になる!でも練習したい!!』という気持ちがおさえられないようです。

また、カンボジア=暑い国というイメージがありましたが、スタッフが訪れた期間は非常に気温が下がり、日本で着用していたダウンジャケットをスーツケースから引っ張り出したほどです。




トレーニングを楽しむ子供たち


孤児院には、寄付により建てられた男子寮と女子寮があるのですが、何故か男の子達は屋根だけのお寺のお堂でムニ様と一緒に寝たがります。

スタッフが宿泊した、子ども達が建ててくれたボランティア用の宿泊施設も、風が吹き抜けの状態なため、寒さの中『壁があるってなんて幸せかのだろう』と当たり前のことがとても恵まれていたことに気づきました。

世界各地からの物資支援のため、半袖の衣類などは十分に足りているそうですが、長袖をいただける機会が少ないそうです。

また、キャミソールなども多いそうですが、宗教上のこともあり、女の子はあまり肌を露出したがらないそうです。

ことも達が運動をする時も、長袖を着ていたほうが転んだ時など安全なこともあり、長袖を集める方法はないかご相談をいただきました。

寒さや、運動をする際の不自由さを目の当たりにしているため、これは何とかご協力できないものかと、帰国後HURRAYスタッフと話し合い、直ちに行動を起こしました!



暑い日でもスコールが降ると寒い


【長袖支援の呼び掛け】

・HURRAYを応援して下さる方達

・スポーツ・フォー・トゥモロー会員

に呼び掛けを行いました。

※スポーツ・フォー・トゥモローとは

2014年から東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を開催する2020年までの7年間で開発途上国を始めとする100カ国・1000万人以上を対象に、日本国政府が推進するスポーツを通じた国際貢献事業。

HURRAYはこの事業の会員です。

その結果、衣類ではなんとなんと約380着、約100キロ分の衣類のご支援をいただきました!



たくさんの想いのつもった衣類


また、子ども用の衣類を持っていないが、支援をしたいということで、郵送代や文房具、その他自分たちの範囲内で出来る様々な支援のお申し出を受け、皆様のお気持ちにスタッフ一同感動と感謝の気持ちがいっぱいでした。

第一弾は、人の手により手荷物として現地に運びました。




新しいお洋服



第二弾は、あまりの重量に、手荷物で運ぶと現地までのローカルバスに乗せてもらえない可能性があり、郵送することになりました。

現地まで無事到着するかハラハラする毎日ですが、無事孤児院に届きました。



荷造りするスタッフ



カンボジアに到着した荷物


今回、予想を上回るご支援をいただいたため、いただく物資を子ども用の衣類に限らせていただきました。

また、大きいサイズの衣類は、お申し出をいただいた方にご了承いただいた上、孤児院以外の村の子ども達などにお渡ししていただくことになりました。



HOC子供たち


写真を見ていただくと、男の子達が前髪しかないのが分かりますでしょうか。

この髪型はHOCの子ども達だと村の人たちに覚えてもらうためだそうです。

なぜかというと、人身売買による誘拐などがあるため、村の人たちにHOCの子ども達を覚えてもらい、いざというと時に助けてもらうためだそうです。

孤児院がお寺にあるため、村の人々もよくお寺を訪れます。孤児院は村の人たちとの共生を目指しており、村自体も決して裕福とはいえないため、今回は孤児院への支援として呼び掛けをしましたが、孤児院以外の人たちにも物資が渡ることをご了承いただければと思います。



【最後に】

風が通らない壁があること、お湯のシャワーがあること、栄養を考えた食事が食べられることetc...恵まれた環境にいますが、子ども達は非常に元気で明るく思いやりがあり、『幸せの価値観』について色々考えさせられました。

現地スタッフの数も少ないため、こちらからのボランティアや支援の申し出等をなかなかさばけない状況のため、今回のように、現地でのニーズや困っていることに対して私達が出来ることをお手伝い出来ればと思っています。

皆様の温かいお気持ちは無事に子供たちに届きました。

この度は誠にありがとうございました。






HURRAYのロゴを持つ子供たち

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