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エチオピア渡航報告 〜DAY1〜

最終更新: 2018年11月2日

人類発祥の地エチオピアでの1日目です。

早朝に空港に到着し、JICAエチオピア事務所と、World Visionエチオピア事務所に訪れる予定でした。

1名にロストバゲージがあったものの、乗り継ぎなど特に問題もなく無事にエチオピアに到着しました。


しかし!私たちを(多少)悩ませた3つの問題の1つが襲ってきました。

・エチオピア時間

・交通渋滞

・標高2,500mの高地

(・インジェラ(エチオピアのローカルフード))

エチオピア時間。


これは2つの意味を持ちます。1つはエチオピアは24時間365日の暦ではなく、独特のエチオピア時間で動いているのです。

なので、うかつに現地の人に時間を聞くとエチオピア時間で返答が来ます。

2つ目は、エチオピアは交通渋滞などで車が送れることは日常茶飯事のため、基本的に「マイペース」です。時間が早まっても遅れても気にしない・・。

朝の8時にホテルの部屋に清掃が入って来たときは驚きました。


少し長くなりましたが、空港へホテルのシャトルバスが迎えに来てくれましたが、何故かエチオピアタイムに巻き込まれ、空港で謎のくつろぎ時間を過ごしました。

おかげでJICAエチオピア事務所に遅刻するという失礼を初日から行いました(ちなみに遅刻はこの後何回か起こります・・)。



【独立行政法人国際協力機構(JICA)エチオピア事務所】



エチオピアの情勢やJICAのお仕事について教えていただきました。 これから始まるエチオピアでの行程の中で、1番始めにJICAに訪問させていただくことで基礎知識を備えることができ、とても有難かったです。



エチオピアは、日本の約3倍の面積を保有していますが、人口は約1億人と日本と同じくらいです。

一人あたりの国民所得(GNI)が2006年以降年10%で高い経済成長率を維持しているそうですが、農業が中心であり、製造業もまだ発展しているとは言い難く貿易赤字の状況だそうです。

農業は皆さんがよくご存じのコーヒーから、ゴマ、ひまわりなどを栽培しているそうです。エチオピアではJICAは主に農業・農村開発、インフラ整備の支援などを行っているそうです。また、隊員の方たちは50名ほどおり、学校を中心にエチオピア各地に派遣され音楽や体育・情操教育などを教えているそうです。

小学校での就学率は約100%に近いそうですが、英語教育が始まるとドロップアウトが多くなり、特に女の子のドロップアウト率が高く、小学校を卒業するのは約50%だそうです。 都市部でさえ井戸からによる水の供給に頼っていることが多いそうで、文化的・宗教的な違いなどにより、インフラ整備についても中々踏み込むことが難しいのが現状だそうです。

課題としては、人口密度が低いため、何事もコストパフォーマンスが低くなってしまうことだそうです。また、出産などは地元のお産婆によるものが多く、産院での出産を促進することを問題として掲げられていました。

【World Visionエチオピア事務所】



対応:Dr.Yohannes Chanyalew(Head of Health Technical Progromme)

World Visionは母子保健にも取り組んでおり、さらに保健事業に取り組んでいるヨハネス医師から、フィスチュラについてとても丁寧にお話を伺う機会をいただけました。

産科フィスチュラについてまず下記の3つの課題をあげていました。 ① 治療 ② 予防 ③ リカバリー

⓷のリカバリーについては、術後の身体的回復という意味だけではなく、フィスチュラを発症したことによる心のケアや、社会復帰のような意味合いがこめられていると感じました。 特に、このリカバリーの1つとして、フィスチュラを発症した女性がアンバサダーとして、コミュニティに復帰することをお話していました。 私たちもエチオピアに渡航前にフィスチュラについて情報を収集し、現在目の前で発生するフィスチュラ患者の治療と、フィスチュラ発生率を低下させるための予防を2本の柱として考えていました。 その予防の1つとして、フィスチュラの患者だった女性がチアリ―デングを通し、お互いにユニットを結び、Bright Womanとして村に帰ることができないかと考えました。 なぜなら、渡航前に観た「Walk to Beautiful」というフィスチュラのドキュメンタリー映画の中で、元患者の女性が「自分の子供に結婚を強制しない」ということを語っていました。 途上国では幼いうちから親が結婚相手を決め、未成熟なままに妊娠をし、フィスチュラになるというケースもあるそうです。フィスチュラを負い目と感じず、フィスチュラの知識を持った啓蒙者としてコミュニティに帰ることができれば、予防に繋がると感じました。 そのため、「アンバサダー」として社会復帰するというお話は私たちの考えとも繋がり特に印象深かったです。 また、文化的・宗教的な違いによる難しさについては、各コミュニティにおける宗教リーダーを介して事業を進めるそうです。日本人の感覚だと、宗教はむやみに踏み込んではいけない領域のように感じましたが、ダイレクトにアプローチするということに驚きを感じました。

最期にWorld Visionが発行している本にフィスチュラのことが、1つの物語として描かれているということで、その貴重な本をいただくことができました。



非常に美しい写真で文体で、2日目に訪れるHamlin Fistula病院のHPも女性の美しさ輝きに焦点をあてた内容になっており、悲惨さを際立たせて寄付を募る日本との違いを感じました。





初日はかなり真面目な内容を聞くことができ、この基礎知識がその後の行程でとても役に経ちました。


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